7 月 12

こんばんは井上剛です。

昨日と今日と太秦映画村で
「ちゃんばら辻指南」の仕事でした。
 

 

日中の外はもうサウナかと思うぐらいに暑いですね。汗
辻指南のチャンバラは屋外で行うのですが、
終わった後は、衣装の中で汗が大量に流れてるのが解ります。
カツラの下から首元にも滝のように汗が降りてきます。
   

Tシャツ一枚だけでも暑いのに、その上に
僕たち何枚重ね着してるんでしょうか?

一番下に汗取り用のTシャツ
(衣装まで汗が行かない為に、役者は必ず一番下に襟元の開いたシャツを着てます。)

②その上に襦袢
(衣装です。基本的に胸元しか見えないですが…。)

③着物
(一般的な長着です。)

④羽織
(辻指南ではボクは新撰組の役なので新撰組の羽織。)
それに袴ですね。

もう慣れて来たとはいえ、やっぱり夏はしんどいですね。
特に京都の梅雨は駄目ですね、これは。
冬は冬で着物は重ね着してても
隙間だらけだから、これまた寒くって大変です。
 

といっても以前にも書きましたが、
暑さや寒さを感じるのはショーの終わった後の話で
チャンバラの最中や、お客さんの前にいる時は
不思議に暑さや寒さを感じません。

それどころか、
刀が当たったとかで擦り傷、打撲、突き指とか
よくありますが、その痛みも芝居中はほとんど感じません。
ボクだけじゃなくほとんどの役者がそうなんです。
「ちゃんばらアドレナリン」というのが出ているそうです。
(ごく一部の仲間でそう言ってるだけですが…。汗)

アドレナリンが出てるのか、
意識がそこにいかないだけなのか
解りませんが、本当の話です。

機会があったら他の役者さんに聞いてみて下さいね。

共演者の山本辰彦さん
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顔にキズを作ってるんだそうです。
 
 

 

そして完成
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かなりリアルな傷口です!!
 

 

が、
一体どんな斬られ方したら
こんなキズつくんでしょうか…。
アドレナリン出まくってますね。

ではまたぁ!
井上剛

 

written by tsuyoshi-inoue