4 月 20

富山市での千秋楽を無事に終えました。

ちょうど一ヶ月という長い巡業でしたが
今思い返せば本当にあっという間でした。

何よりも小雁師匠、本当にお疲れ様でした。
2時間40分の芝居の中で、ほとんどが半そで半ズボン姿で
ずっと下駄を履いて台詞を言っておられました。
台本の半分が山下清の台詞です。
冬と春の季節の変わり目で移動時間も劇場内も
寒かったり暑かったりでした。

メンバーが名古屋から金沢へ移動するだけの日も
小雁師匠は大阪で仕事があり名古屋から大阪へ移動、
そして仕事を終えてからまた名古屋へ戻り、電車を乗り継ぎ
そして金沢へ来られてました。
移動するだけでもしんどいスケジュールです。

でも決してお客さんの前で、そして共演者やスタッフの前でも
辛い顔を見せたりはされません。

それどころか搬入搬出で作業している僕たちに
「いつもありがとうなぁ。 さぁいつでもやるで~!」と
元気に声を掛けて下さってました。

役者として人として、小雁さんの大きな器と大きな心を
毎日皆が感じてました。
本当にお疲れ様でした。


そして、
同じ舞台でも太秦での芝居とはまた全然別物ですので
芝居に対していろんな考え方があるんだと
あらためて思いました。

芝居以外にも、巡業は集団での生活だから
モノの見方や考え方の相違がある為、
楽しいこと、嬉しい事ばかりじゃなく
悔しいこと、腹の立つ事もたくさんありましたが、
全てが今後の人生の糧になるモノだと思いました。

 

いろんな感じた事をまた京都へ帰ってからも
生かせたらと思います。

公演関係者の皆様、本当にお世話になりました。
また一緒に仕事をする日を楽しみにしております。


映画村予定
24日(土)ロケーションスタジオ

25日(日)…イベントガイド

27日(火)…大岡越前&ちゃんばら教室

29日(木)…映画村散策ツアー

ではまたぁ!井上剛

written by tsuyoshi-inoue