12 月 10

今日から若干キャストが変わるので、朝から稽古でした。
数人の配役、キャラ設定も動きも変更があり、
まるで初日のような緊張感が漂ってました。

今日が本当の初日だった森口さんは、
稽古からテンションも高く、周囲をグイグイと引っ張り、
(ご本人にしたら当然の事かも知れませんが)
本番でも堂々たる芝居をされてました。


そして昨日も書いたように八千代座は本当に温かみのある劇場でした。

建物だけではなく、お客さんも温かく僕たちを迎えて下さいました。

芝居中に山下清役の小雁師匠に話しかけるお客さんもいて、
また小雁師匠も突然前列のお客さんに話をふったりされてました。
お客さんは大喜びでした。小さなお子さんもたくさん笑ってくれてました。

今日のようなお客さんとの距離が近い舞台では、
ホールのような大きな劇場とはまた違う演じ方、魅せ方をされ
本当に熟知されてるなぁ。とあらためて懐の深さを感じました。
(ちなみにお客さんが桟敷席(さじきせき‥座布団の席)で
この芝居をご覧になるというのは巡業6年目にして初めての事です。)

明日は朝からバスで長崎県に移動して、乗りウチばらしです。
スケジュールも残すところ、あと一週間。

ではまたぁ。井上剛

written by tsuyoshi-inoue