12 月 15

今日は博多座での最終日でした。
今日の昼公演も一般のお客さんに加え、

小学生が500人ぐらい招待されてました。

今日は客席(小学生が2階3階にびっしり!)から
可愛いらしい笑い声が終始、会場に響き渡ってました。

あまりに反応よく笑ってくれるので、
小雁師匠が芝居中に2階3階席に向かって
「上の子ら、笑いすぎやでぇ!(おおきになぁ)」と
声援に応えてらっしゃいました。


昨日も少し書きましたが、どんな些細な事でも
思い出として心に残ってくれたらと思います。

 

 

小雁さんの演じる山下清画伯の生涯にとても興味を持った。
芦屋小雁さんという人を初めて見た、初めて知った。
すごい可愛らしかった。77歳だったとは驚いた。
昭和という時代について。戦争について。

出征した兵隊の残された家族の気持ち。

あの人の言ったあの台詞、あの一言がすごく心に響いた。
あの時の照明がとても綺麗だった。
あのシーンの音楽が頭から離れない。

ただ単純に、芝居って面白い。
なんか解らんけどよかった。

またいつか見に行こう。など、

どんな些細な事であっても、

その事が何かを目指すきっかけになったり、

また周りの人や物に優しい気持ちになったり。

ほんの少しでも心に残る何かがあったら
それほど嬉しい事はありません。

 

 

そして小雁師匠、千秋楽目前の二日間連続の回公演、

本当にお疲れ様でした。

この方の労働力に比べたら誰一人、

しんどいなんて口に出来ません。

 

そして今日で四国、九州の巡業が終わりました。

明日は移動日。

明後日はいよいよ千秋楽の地、山梨県へ。

 

 

自分の仕事が全う出来ますように。

ではまた!井上剛

written by tsuyoshi-inoue