3 月 18

11日の地震発生から早や一週間が経ちました。
被災地の皆様には、とても長い一週間だったかもしれません。
あまりにも辛い目の前の現実から逃げ出したくても逃げられない。
本当に怖くて不安な時間だった事でしょう。

岩手、宮城、福島と毎日報道されている地域は
2年前、舞台巡業で2週間ほど滞在した街でした。
(2008年当時も、東北は地震の被害に見舞われていました。)
その時のお客さん、お世話になった地元の方々も
きっと被害を被っておられる事と思います。

この一週間、何の被害にも遭ってない僕でさえ
いろんな事を見たり考えたり普通の神経でいられる時間は本当に少なかった。
被災者は何を見てどんな痛みを感じ、何を思ったのでしょう。

遠く安全な場所でテレビ中継の現場を見てる僕と、
実際の現場の人たちとでは感じるもの全てが違ってて
到底、被災者の方が体験している痛み苦しみを
共感するなんてとても出来ないし、想像すらも出来ない。

文章にするのもなんとも上手くいかない。
とにかくやるせない、もどかしい気持ちで一杯です。

はるか遠くにいる私たちに出来る事は何なのでしょう。
一人で出来る事は小さいかもしれませんが
惜しまずにやろうと思います。

地震、津波によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災されました皆さま、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
井上剛

written by tsuyoshi-inoue