今日は朝から「殺陣教室」の仕事でした。
修学旅行生(中学生)33人に殺陣を教えてました。
メインの講師は先輩の西村匡生さんに、補助の井上の二人です。
60分で刀の持ち方、構え方から斬り方を教え、
そして最後には五人一組のグループで
殺陣を交えたお芝居に挑戦してもらいます。
ほとんどの子が殺陣を初めて経験するということで、
最初に顔を合わせた時、なんのこっちゃか
いまいちピンとこないようでしたが
いざ自分たちが刀を持つと途端に目をキラキラさせます。
本当に60分は短い時間でして全てを伝えるのは不可能です。
基本だけをさらっと教えて、あっという間に最後の発表の時間になります。
ですが皆さん若いからか、非常に覚えが早くただただ驚きです。
「芝居途中、台詞は好きな事言って結構です。」というと、
全然予想だにしない事を言って場を盛上げてくれる子もいます。
自分たちの学校だけの貸切での殺陣教室だから、
皆さん本当に自由にやってくれます。
映画村で普段接する学生さんともまた少し違った雰囲気です。
中村座の「ちゃんばら教室」だと、やはり他のお客さんも他校生もいるから
少し大人しくなったり、アウェイっぽさを感じながらのちゃんばらになるのでしょう。
今日はいつもの仲間の前で、それぞれの個性剝き出しで臨んでくれました。
こちらも「この世代の子達はこんな事がやりたいのか。こんな事が知りたいのか。
僕たちのこんなとこを見てるのか。」とたくさん発見があり、とても勉強になります。
主役を演じた子も、斬られ役の子も他のグループの子がやってるのを見て
「ああじゃない、こうじゃない」とブツブツ言いながら、隅っこの方で
一人素振りしてたり、倒れる練習してたり。
今日を機会に、昨日まで全く興味がなかった時代劇、ちゃんばら、
お芝居に少しでも関心を持ってくれた事と思います。本当に嬉しい事です。
皆さん、また対決しましょうね。
楽しい時間をありがとうございました。
明日は午後から現代劇の撮影です。
ではまたぁ。 井上剛
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