5 月 20

今日は朝から「殺陣教室」の仕事でした。
修学旅行生(中学生)33人に殺陣を教えてました。
メインの講師は先輩の西村匡生さんに、補助の井上の二人です。
60分で刀の持ち方、構え方から斬り方を教え、
そして最後には五人一組のグループで
殺陣を交えたお芝居に挑戦してもらいます。


ほとんどの子が殺陣を初めて経験するということで、

最初に顔を合わせた時、なんのこっちゃか
いまいちピンとこないようでしたが
いざ自分たちが刀を持つと
途端に目をキラキラさせます。

本当に60分は短い時間でして全てを伝えるのは不可能です。
基本だけをさらっと教えて、あっという間に最後の発表の時間になります。

ですが皆さん若いからか、非常に覚えが早くただただ驚きです。

「芝居途中、台詞は好きな事言って結構です。」というと、
全然予想だにしない事を言って場を盛上げてくれる子もいます。

自分たちの学校だけの貸切での殺陣教室だから、
皆さん本当に自由にやってくれます。

映画村で普段接する学生さんともまた少し違った雰囲気です。

中村座の「ちゃんばら教室」だと、やはり他のお客さんも他校生もいるから
少し大人しくなったり、アウェイっぽさを感じながらのちゃんばらになるのでしょう。

今日はいつもの仲間の前で、それぞれの個性剝き出しで臨んでくれました。
こちらも「この世代の子達はこんな事がやりたいのか。こんな事が知りたいのか。
僕たちのこんなとこを見てるのか。」とたくさん発見があり、とても勉強になります。

主役を演じた子も、斬られ役の子も他のグループの子がやってるのを見て
「ああじゃない、こうじゃない」とブツブツ言いながら、隅っこの方で
一人素振りしてたり、倒れる練習してたり。

今日を機会に、昨日まで全く興味がなかった時代劇、ちゃんばら、
お芝居に少しでも関心を持ってくれた事と思います。本当に嬉しい事です。 


皆さん、また対決しましょうね。
楽しい時間をありがとうございました。 

明日は午後から現代劇の撮影です。
ではまたぁ。 井上剛

written by tsuyoshi-inoue