9 月 11

震災から半年が経ちました。
遠く離れた場所に住み、直接的な被害がない僕にさえ
一生の中でとても大きな出来事でした

半年が経ち、少しずつですが東北の町は復興してきています。
ですが、あの日に失われたものはあまりに多すぎました。
大切な家族、恋人、友達、財産、思い出、生まれ育った町。
当たり前のように毎日過ごしていた日常。

今後たとえ町が復興されても、昔の風情ある町並は戻りません。
今なお福島の原発に収束はまったく見えません。
亡くなった人は決して帰ってきません。
僕が毎日過ごしている日常がどれだけ贅沢なことなのでしょう。

微力すぎる僕に何も出来る事はありませんが
万人もの死者、行方不明者を出したあの日の事を
自分の中では決して風化させないようにしたいと思います。
あの日、あの地で起こった事を決して忘れないように。
毎日会う人、仕事に、お客さんに。悩んだり悲しんだり後悔したり全部、
生きていることに感謝を忘れないように。

東北の皆様に一日も早く心の平穏が戻りますように

written by tsuyoshi-inoue