7 月 22

 殺陣教室でのお話です。

海外の家族4人のお客さんに殺陣を体験して頂きました。
お父さんお母さんに16歳のお姉さん
そして忍者が大好きという12歳の少年がいたのですが
その少年の物覚えが驚くほど早すぎて…(*_*)

1時間でこれぐらい教えれたらなぁ。と考えていた内容の
ゆうに3倍ぐらいの事を習得されました。

基本的な動作や素振りをしてる時から
妙に姿勢はいいし太刀筋はいいし
サマになってるなぁ、教えがいがあるなぁと思ってたのです。

その後、殺陣シーンを作る時
井上がお手本を見せてそれと同じ動きをして貰うのですが
その質問の内容がとても深いのです。
「この避け(よけ)はどちらの足を軸にして回るのか?
「この時は片手になっていいか?
「ここで声を出してもいいか?」等々

もう演出家と役者の会話みたいになってますが
まだ教え始めて20分です…(゚o゚;

そして、一回アドバイスした部分を次には完璧にこなすものですから
次は一気に二箇所「こことそこの部分、こうしたらもっと良くなる。」と

アドバイスしたらそれまた完璧にマスターして。
そしてそれ以前に一回聞いたことは絶対に忘れないし間違えない。
本当にすごい少年なのでした!(*゚▽゚*)

通訳の方が間に入ってるので、ワンクッションある分
なおさらその理解力がすごいと思います。

 
最後にステージ上で、お父さんは侍、少年は忍者という設定で
井上と一騎打ちをするのですが、それがもう…!
映画村のショーで見せれるんじゃないかと思える程の完成度なのです。
斬られて倒れていく時に、彼の残心に見とれてた自分がいたのです。

 

映画村関係者からも、感嘆の声があがっておりました。
そこにいた誰しもが12歳の少年に魅了されたのでした。

本人はいたって普通、終始ケロッとしてるんですからなお驚きです。

最後の本番
教えた以上、期待していたそれ以上のお芝居を
見せてくれて
本当に
嬉しかったなぁ。


長い日記になりました。
感動したし興奮したのでした。
あの少年の魅力、すごさを誰かに聞いて欲しかったのです。

 

映画村でショーに出演してるメンバーにも見て貰いたかった。
そしてイギリスで俳優デビューして欲しいな(*´∀`)

素敵な時間をありがとうございました。
ではまた。井上剛

written by tsuyoshi-inoue