11 月 11

今日は殺陣教室の仕事でした。

修学旅行で京都に来られた学生さんに
殺陣について学んで頂きました。

学校で演劇を学んでる方もおり、芝居の中での台詞も
即興のアドリブで面白おかしく盛り上げる子や
プロ顔負けの声でびっくりさせられるような子もいました。

といいますのも、
埼玉芸術総合高校という学校の生徒さんたちでしたが、
映像芸術科、舞台芸術科という学科があり
将来、映画やテレビや舞台といった分野の仕事に
活躍されるであろう生徒さん達でした。
(その高校のHPを見ますと、僕が今から入学したいと思うぐらい
充実したカリキュラムがありました。)

いつか仕事場で顔を合わせる事になる方もいるかも知れません。

とういうわけで、この業界の未来の卵たちでした。

  

メイン講師のいわすとおるさんと
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2時間喋りっぱなしで、本当にお疲れまさでした。

明日はちゃんばら辻指南です。
今のところ雨は大丈夫そうです。

 ではまた。井上剛

written by tsuyoshi-inoue

11 月 03

小江戸彦根の城まつりパレード
無事に終了しました。

関係者の皆さん、沿道で手を振って下さった皆さん
本当にありがとうございました。

昨日言ってたように、やや長めの台詞(井上にすれば)を、
一番人が多く集まる地点で言うシーンがありまして…。

軍勢を奮い立たせるような台詞だったのですが、
自分なりに石田三成の役に成りきってやろうと、この数日
ああでもないこうでもないと、ずっと思案しておりました。

というのも
事前に貰った進行表見るとどう考えても
その数分間まったく井上の一人芝居なんです。
その時間、僕を見てくれてる大勢の方に「なんじゃこれは?」
とガッカリさせないように必死になってました。
それに加え、石田三成がパレードに参加するのは今年が初めてと
伺ってたので、なにかと注目されるんやろうなぁと…。

そして直前まであれこれ考えながら、本番でやったのは、
関係者が見れば「あいつ、かなりの冒険に出よった。」としか
思えないようなチョイスでした。笑
でも、あの場ではあれが最良だったと言い聞かせてます。

 

 

石田三成の隊の皆さん
どなたの名前もお伺いすることも出来ませんでしたが
皆様と協力出来たおかげで、パレード中の即興のお芝居が
思った以上に完成度の高いものになったと思います。
打ち合わせなんてないし、少し休憩時間に声を掛け合っただけでしたね。

しかも本来やらなくていい芝居を何回も何回も大きな声で
よくぞ一緒にお付き合い下さいました。

15人ほどの少ない隊で2時間歩いてるうちに、
すっかり団結して本当の戦友になったような気がしております。
最終地点に差し掛かったところでも、もう少し続けてたいなぁと思ってました。
その後、流れ解散のような形で、お礼も挨拶も出来ず終いでとても残念に思います。
どうぞこのブログを覗いて下さる方がいらっしゃいますように。


他にもたくさん嬉しかった事があります。
石田三成(僕)の台詞を書いて下さった方が
僕の芝居を見た数分後に話しかけて来て下さいました。
最初お声掛け頂いた瞬間は「怒られるのでは!?」とかなり驚きましたが。
とても喜んで下さってて何よりでした。

頂いた台詞のおかげで三成公の思想やイメージが
とても明確に捕える事が出来ました。
直接お会いできてお礼が言えて良かったです。

本当にありがとうございました。


そしてパレードの途中、誰も知った方というか、
顔見知りの方がいらっしゃらなかったのですが
パレードを終え楽屋に戻ろうとした際に、
「お疲れ様でした。いつもブログ拝見しています。」と

声を掛けてくださった方がおられました。
急いで帰り支度をしないといけなかった為、
ゆっくり話す事も出来ませんでしたが。

また映画村にお越しの際は、是非お声かけ頂けたらと思います。

資料用の画像をいくらか撮って貰いましたので
掲載しておきます。

「大一大万大吉~!」
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ちなみに僕の乗った馬は拍手の音を聞くだけで
飛び上がろうとする暴れ馬でした(T_T)

彦根城付近で
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井伊直弼(なおすけ)役の堀田貴裕さん

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久しぶりに一緒に仕事しましたが

やはりこの人のハンサムっぷりは反則ですね。

ちなみに今年はゲストで井伊直政役に的場浩司さんが来られてました。
もはやこの方を知らない人はいないのでしょうね。

行くところ全て、かなりの人だかりが出来てました。 

 

 

バァーと長文を書き綴りましたが、

何かと乱文かと思います、どうぞお許し下さい。

明日はロケーションスタジオです。
ではまた。井上剛

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written by tsuyoshi-inoue

10 月 26

今日は、京都のとあるホテルの宴会場でチャンバラしてきました。
外国の方200名様ほどのお客さんでしたが
皆さん楽しんで下さった様子で何よりです。

また映画村にも遊びにいらして欲しいものです。

  

 

余談ですが…。
井上は以前ホテルに務めてたのですが
その時にお世話になった上司や仲間が
今日お世話になったホテルに、何故かたくさん移籍(?)しており、
仕事の合間を縫って、リハーサルや本番を覗きに来てくれました。

平日の今日、その6人が全員出勤されてたのは驚きました。
(ホテルは基本的にどこの部署も土日は出勤なので
平日が休みになる事がほとんどです。)

 


ゆっくり話す時間はありませんでしたが、
久しぶりに会えてとても嬉しかったです。


これまた映画村にも来てくれますよう。笑
ではまたぁ。井上剛
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written by tsuyoshi-inoue

9 月 22

今日は「殺陣教室」の仕事でした。
海外からお越しの皆様にお芝居を交えたちゃんばらを体験して頂きました。
今日はオーストラリアのお客さんで総勢50人でした。


皆さんには衣装を着て雰囲気を味わって貰いました。
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赤穂浪士に新撰組や旗本、殿様までいろいろ混じってますね

お稽古中
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一番右(背中)は講師リーダーのいわすとおるさん。


自分の番が来るまで、他の人がやってるの熱心に見つめています。
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皆さん個性的で、芝居や倒れ方も工夫されてました。笑

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最後は全員で記念撮影
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写真では解らないかも知れませんが…
皆さん身体がとても大きいのです。


半数以上の方が僕の身長より高かったので
立ち回りも見ていて、とても迫力がありました。


そして何より皆さんノリの良い方ばかりで

積極的に楽しんでおられて、こちらもとても楽しかったです。
日本での良い思い出になりますように。


講師の皆さんお疲れまでした。

ではまた。井上剛

 

 

9月映画村勤務予定日
24()ちゃんばら辻指南
25()ちゃんばら辻指南
26()ロケーションスタジオ
27(火)ロケーションスタジオ
29()散策ツアー

written by tsuyoshi-inoue

8 月 05

今日は午後から海外のお客様に殺陣を体験してもらう
殺陣教室の仕事でした。

30名ほどの団体(ほとんど韓国の学生さん)でした。
グループごとに素振りや基礎を学んだ後、最後にはお芝居を入れて発表会。
初めて経験する殺陣、芝居に皆さん本当に楽しそうで何よりでした。
いつかまた京都に訪れる際は映画村にもいらして下さいね。

明日はちゃんばら辻指南です。
ではまた。井上剛

written by tsuyoshi-inoue

5 月 20

今日は朝から「殺陣教室」の仕事でした。
修学旅行生(中学生)33人に殺陣を教えてました。
メインの講師は先輩の西村匡生さんに、補助の井上の二人です。
60分で刀の持ち方、構え方から斬り方を教え、
そして最後には五人一組のグループで
殺陣を交えたお芝居に挑戦してもらいます。


ほとんどの子が殺陣を初めて経験するということで、

最初に顔を合わせた時、なんのこっちゃか
いまいちピンとこないようでしたが
いざ自分たちが刀を持つと
途端に目をキラキラさせます。

本当に60分は短い時間でして全てを伝えるのは不可能です。
基本だけをさらっと教えて、あっという間に最後の発表の時間になります。

ですが皆さん若いからか、非常に覚えが早くただただ驚きです。

「芝居途中、台詞は好きな事言って結構です。」というと、
全然予想だにしない事を言って場を盛上げてくれる子もいます。

自分たちの学校だけの貸切での殺陣教室だから、
皆さん本当に自由にやってくれます。

映画村で普段接する学生さんともまた少し違った雰囲気です。

中村座の「ちゃんばら教室」だと、やはり他のお客さんも他校生もいるから
少し大人しくなったり、アウェイっぽさを感じながらのちゃんばらになるのでしょう。

今日はいつもの仲間の前で、それぞれの個性剝き出しで臨んでくれました。
こちらも「この世代の子達はこんな事がやりたいのか。こんな事が知りたいのか。
僕たちのこんなとこを見てるのか。」とたくさん発見があり、とても勉強になります。

主役を演じた子も、斬られ役の子も他のグループの子がやってるのを見て
「ああじゃない、こうじゃない」とブツブツ言いながら、隅っこの方で
一人素振りしてたり、倒れる練習してたり。

今日を機会に、昨日まで全く興味がなかった時代劇、ちゃんばら、
お芝居に少しでも関心を持ってくれた事と思います。本当に嬉しい事です。 


皆さん、また対決しましょうね。
楽しい時間をありがとうございました。 

明日は午後から現代劇の撮影です。
ではまたぁ。 井上剛

written by tsuyoshi-inoue

1 月 10

大阪は千里にある住宅展示場へ
出張ちゃんばらの仕事でした。

坂本龍馬vs新撰組です。
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左)中村裕一さん、右)杉山幸晴さん

屋外のステージで、雪がちらつきかな~り寒かったのですが、
ちゃんばら体験する子供たちは元気ハツラツでした。

そして解りにくいですが、いつもと違うカツラです。
半がつらと言いまして、その名の通り
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前半分は自分の髪の毛です。
どこまでが自分の髪なのか解りません。

明日は撮影の仕事です。
ではまたぁ。井上剛

written by tsuyoshi-inoue

12 月 17

無事に山梨での千秋楽を終える事が出来ました。
京都会館の初日からあっという間に
時間が流れたように思います。
共演者の皆様、スタッフ関係者の皆様
本当にありがとうございました。

今はいろんな気持ちが入り混じってるのと

眠たいのとで日記に書くのはとても難しいです。

またゆっくり綴ってみようと思います。

というわけで明日、京都へ帰ります。
おやすみなさいませ。

井上剛

 

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2010年巡業スケジュール
11

22(月小雁倶楽部 京都会館第二ホール

引き続き「海流座」公演
24日(水)香川市民劇場 アルファあなぶきホール
25日(木)香川市民劇場 アルファあなぶきホール
26日(金)鳴門市民劇場 鳴門市文化会館
27日(土)阿南市民劇場 阿南市民会館

28日(日) 移動日
29日(月)いまばり市民劇場 今治市公会堂
30日(火)松山市民劇場 ひめぎんホール(県民文化会館)

12月

1日 (水)松山市民劇場 ひめぎんホール(県民文化会館)
2日 (木)高知市民劇場 高知市文化プラザかるぽーと
3日 (金)高知市民劇場 高知市文化プラザかるぽーと
4日 (土)高知市民劇場 高知市文化プラザかるぽーと
5日 (日)高知市民劇場 須崎市民文化会館
6日 (月) 移動日
7日 (火)徳島市民劇場 あわぎんホール(徳島県郷士文化会館)
8日 (水)徳島市民劇場 あわぎんホール(徳島県郷士文化会館)
9日 (木)八千代座

10日(金)八千代座
11日(土)とぎつカナリーホール
12日(日)岡垣サンリーアイ
13日(月)ふるさと青少年劇場 博多座
14日(火)ふるさと青少年劇場 博多座
15日(水)ふるさと青少年劇場 博多座
16日(木) 移動日
17日(金 山梨県民文化ホール

written by tsuyoshi-inoue

12 月 15

今日は博多座での最終日でした。
今日の昼公演も一般のお客さんに加え、

小学生が500人ぐらい招待されてました。

今日は客席(小学生が2階3階にびっしり!)から
可愛いらしい笑い声が終始、会場に響き渡ってました。

あまりに反応よく笑ってくれるので、
小雁師匠が芝居中に2階3階席に向かって
「上の子ら、笑いすぎやでぇ!(おおきになぁ)」と
声援に応えてらっしゃいました。


昨日も少し書きましたが、どんな些細な事でも
思い出として心に残ってくれたらと思います。

 

 

小雁さんの演じる山下清画伯の生涯にとても興味を持った。
芦屋小雁さんという人を初めて見た、初めて知った。
すごい可愛らしかった。77歳だったとは驚いた。
昭和という時代について。戦争について。

出征した兵隊の残された家族の気持ち。

あの人の言ったあの台詞、あの一言がすごく心に響いた。
あの時の照明がとても綺麗だった。
あのシーンの音楽が頭から離れない。

ただ単純に、芝居って面白い。
なんか解らんけどよかった。

またいつか見に行こう。など、

どんな些細な事であっても、

その事が何かを目指すきっかけになったり、

また周りの人や物に優しい気持ちになったり。

ほんの少しでも心に残る何かがあったら
それほど嬉しい事はありません。

 

 

そして小雁師匠、千秋楽目前の二日間連続の回公演、

本当にお疲れ様でした。

この方の労働力に比べたら誰一人、

しんどいなんて口に出来ません。

 

そして今日で四国、九州の巡業が終わりました。

明日は移動日。

明後日はいよいよ千秋楽の地、山梨県へ。

 

 

自分の仕事が全う出来ますように。

ではまた!井上剛

written by tsuyoshi-inoue

12 月 14

今日は博多座での昼夜二回公演でした。
お昼の部は米倉さんが招待した
福岡市内の小中高生で満席でした。


生まれ故郷の福岡に芝居を通して
何か恩返しが出来たらという粋な計らいでした。

 

 

最初に小雁さんが登場した時、
生徒さんたちの反応は‥。

予想を上回る静けさでした。汗

 

 

 

劇場で芝居を見るのも初めてで(しかも博多座と言う大劇場)
どんなリアクションをしていいかも解らなかったんだと思います。
それに加え、引率の先生が「客席では静かにすること」
といった注意事項を素直な年代の子達が、
あまりに素直に聞き過ぎた(?)という事もあると思います。

 

ただそれは最初だけの話で、静かに見てた生徒さんも、

時間が経つにつれてドッと笑ったり

拍手してくれるようになってました。

 

そしてこれがまた年配の方のウケるところと

若い世代のウケるところの違いが顕著に表われてました。

 

ただ僕ぐらいの年齢ででぎりぎり「山下清、裸の大将、芦屋雁之介」

というワードにピンと来るぐらいの世代でして、

演劇好きな生徒さんはともかく物語も演出効果も
決して若い世代を対象にしたものではありません。


また一学年違うだけで同じものを見ても考え方も感じる事も違うだろうから

今日見てくれた小学生から高校生までの全員が
面白かったと言ってくれるかどうかは解りません。


でも芝居を見て心に何かひとつでも変化というか
記憶に残る何かがあれば嬉しいと思います。

 

明日も博多座での昼夜2回公演です。

ではまたぁ。井上剛

written by tsuyoshi-inoue