7 月 07

今日は舞台を見に行ってました。

「父と暮らせば」
作:井上ひさし
演出:原田徹
出演:谷口高史・津田文世
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終戦直後の広島の物語でした。

無駄な動き、無駄に感じるような間も一切なく
当時の日常の一場面を切り取ったかのような
シリアスな映画を見ているような舞台でした。
流れるような自然なお芝居に、そして必要な場面では
台詞のひとつひとつが胸や心臓や脳に突き刺さるような表現力で。
なんとも上手く言えませんが、熟練された研ぎ澄まされた芝居に
魅入ったというか思いっきり心を奪われました。

谷口高史さん。東映の先輩に当たる方です。
僕が入った時は他事務所に活躍の場を移されておりましたが
今、僕が尊敬する東映の先輩方でさえ、さらに一目おいている方です。
芝居を通して、見ているお客さんはおろか
共演者やスタッフの心まで動かす事の出来る方です。
映画やドラマを撮る監督でさえもが、この人の芝居に魅了され
「この人の芝居を見たい。」とキャスティングされる事が多々あるそうです。
今日みたいな芝居見ると、もう自分が役者だと言う事が恥ずかしくなってきます。
昼に見た舞台ですが帰ってからも今だに興奮気味で
これ以上書くとまた変なこと書いてしまいそうです…。

もし再演される事があれば、次は大いに宣伝したいと思います。
そういえば今日は七夕ですね。いい芝居が見れて良かったです。

written by tsuyoshi-inoue