11 月 15

全国高校ラグビー京都府予選決勝
伏見工業高校-成章高校

圧倒的に成章有利と思われてた試合でしたが(春の大会では59-5で成章が勝利)、
下馬評を覆し、7-5の1ゴール差で伏見工の勝利。3年ぶり20回目の全国大会出場となりました。
仕事の後、録画で見たので結果を知りながらやけど、どっちを応援するでもなかったけど、とにかくレベルの高い攻防戦、ドラマラスな試合に魅入ってしまった。
体格も技術も理解度もさすが全国トップレベルやった。どっちも隙がない。

後半ラスト、成章キャプテンのこの試合の勝敗を委ねたペナルティーゴールは誰もが入ったと思うほど見事なキックで、互いのチーム関係者の歓声と悲鳴を誘いながらも僅かに右に…。
たらればの話はないけれど、あの時ほんの数ミリ違う場所を蹴っていれば、右に動けば、左に走っていればと、今日のような僅差のゲームであればあるほど後悔の念で何年もその日の事がフラッシュバックする事があると思う。でも花園へ行ける行けないは二の次。
3年間毎日辛い練習を乗り越えて培った人間性。忍耐力、向上心、判断力、責任感。共に戦ってきた仲間。花園に出場した実績よりもそちらの方が必ず大きな財産になるはずです。
全国大会に行けなかったけど、大学、社会人になってから輝いた選手を何人も知っています。彼らはこぞって高校の決勝で負けた悔しさで自分は成長したと言います。
20年前の京都府予選決勝、同じ球技場で、同じ伏見工と戦って僅差で負けたチームにいた井上がいうのですから間違いありません。(あくまで輝いたのは井上の周りの友達…。)
また変な事を書き出してしまいそうなので、そろそろ辞めますが…。
本当に近年稀に見る素晴らしい決勝戦でW杯に続きまたもや目頭が熱くなりました。

伏見工にはまた花園から全国に感動を届けて欲しい。
寂しいことに来年から校名が変わってしまうので、最後の「純・伏見工」?
お正月、花園へ応援に行きます!

Webニュースより
来年4月、洛陽工と統合して新設校の「京都工学院」に生まれ変わる。来年度に新入生がメンバー入りすれば合同チームの「伏見工・京都工学院」として公式戦に出場することになり、現1年生が卒業する2018年度には完全に「伏見工」の名が消える。http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hochi/sports/20151115-134-OHT1T50145?fm=twitter


written by tsuyoshi-inoue